見学時のポイント
介護業界への転職を考える場合、できるだけ働きやすい職場を良く選ぶ事が必要となる。中には職場環境が悪い介護施設もあり、そういう介護施設は就職先としては望ましくない。働きやすい職場を見極めるために役立つのが、職場見学である。
介護施設によっては就職前に職場を見学することができる、転職を成功させるための重要な鍵を握っている。ただし見学の時間は限られているため、職場の働きやすさを見極めるためには必ずチェックしておきたいポイントを絞る必要がある。
例えば職場環境が悪いかどうかを見極めるため、介護スタッフの仕事の様子の確認が欠かせない。働いている職員の施設利用者との接し方や、あるいは仕事で疲れた様子などがないかどうかを見学時には確かめると、働きやすい職場かどうかのある程度の目安にできる。
また職場見学では、介護施設の管理状況も確かめることが欠かせない。例えば玄関やトイレなど施設内の細かい場所を見逃さずに確かめておくと、職場環境が悪いかどうかを見極める判断材料が得られる。介護施設の運営では清潔さを保つための衛生管理が重要なテーマであり、施設の隅々まで清掃が行き届いていることが望ましい。見学時に施設内をチェックし清掃が行き届いていないとなると、転職先として選ぶには注意を要する。衛生管理に問題があるような介護施設では、施設利用者への配慮が行き届いていないだけでなく介護施設で働いている職員への配慮についても行き届いていない可能性が高いからだ。